楽しいの? | 喫茶 tamu o

楽しいの?

ようやく3日目。
ジャンルを 本、書評、文学 にしてしまったので、
どうにかしないとな。

 はじめは 理系へ進むのに影響を与えられた本を、
記録として書いとくか。

それは高校のときに、突然渡された。

『おはよう寄生虫さんー世にも不思議な生物の話』
亀谷 了 
    講談社

著者: 亀谷 了
タイトル: おはよう寄生虫さん―世にも不思議な生きものの話

 

内容はフランクで、読みやすい。
表紙は蛭子さんだったような・・・題名も表紙絵もユニーク。

 

 寄生虫は 他の生物(宿主)の体内で
卵から孵化したり、成長したり、卵を産んだり → はじめに戻る
寄生虫は、宿主から栄養と安全をいただいてる・・・生物としてはいい生活ですなぁ。

 書かれてる寄生虫たちは、熱帯から寒帯まで、
旅行で気をつけたいものから身近なところまで、だいたいおさえてる。

 読み進める内に、自分が寄生されてないか心配になって、
寄生されることに恐怖し、それに慣れてしまう とっても不思議な本。
 しかも、亀谷さんは寄生虫を「彼もしくは彼女」と呼び、
とても楽しそう。
 
 あまりにも楽しそうだったので、うらやましく思ったりしたっけ。
「研究って楽しいのか・・・?楽しいのか」
影響を受けたもののひとつだし、具体的に研究活動に興味を持ったのはたぶん初めて。
 
 研究仲間で飲んでしまった人の紹介もあり、
ほんとうに寄生虫が好きで、研究している様子が伝わってくる 良い本。
 このヒトは、それが高じて東京都目黒区に『寄生虫博物館』まで
作ってしまったというのだから、オドロキ!
相当昔からあるんだよな。

 

 数年前、訪れたときは道に迷って、近くの交番で道を聞いた。
寄生虫博物館へ行きたくて道に迷うヒトが多いのか、
おまわりさんは、小さな紙片が大量に輪ゴムで束ねられたものを取り出し、
そこから、1枚抜いてくれました。
その紙片には、博物館までの地図がコピーしてあった。
 おまわりさんは、観光ガイドのごとく丁寧に教えてくれた。(おまわりさん、アリガトー!)

いいとこです。背筋が寒くなるけども。
まぁ、「知らないということの方が怖い」 ということがよくわかる。
デートには不向きかもね。